伸縮管(非金属製伸縮継手)とは、従来の金属製継手とは全く異なります。この伸縮管は、その伸縮性を利用してダクトの配管の熱による伸び縮みや、送風機の振動の絶縁を吸収する目的等で、各種産業に使用されております。
近年技術革新の進歩により、特に公害防止機器や廃棄物処理製造等に使用範囲が拡がり、より一層耐熱性・耐候性・耐薬品性を要求されております。
従来使用されて参りました金属製伸縮継手は変位量が小さく、他方向の大きな変異を吸収することは困難であり、耐薬品性等に耐えられないという弱点があります。
非金属製伸縮継手は、金属製伸縮継手の欠点を解決した製品なのです。
PTFEフィルム、特殊処理ガラス繊維、ゴム等を積層した構造で、
それぞれの構成材料の特性からシール性、耐熱・耐伸縮性能は非常に優れている。
金属ベローズに比べ、軽量で取扱いが容易である。
金属ベローズのように構造が定形ではなく、
流体の条件やダクトの構造にあわせ、種々の使用が可能。
金属ベローズに比べて反力が小さく、しかも大きい伸縮や軸差、
角あるいは捩れに対しても容易に吸収できる。
ベローズが柔軟であるため、騒音や振動の吸収が大きく、
金属ベローズの様に騒音の発生源になったりベローズ本体、
あるいはその付近のダクト部分にクラック等の発生がない。
金属ベローズのように構造が定形ではなく、
流体の条件やダクトの構造にあわせ、種々の使用が可能。
ベローズは、それ自体優れた断熱材であるため、外部に断熱材を必要としない。
ベローズの外被には耐候性処理が施してあるため、
屋外に設置しても劣化及び腐食の心配がない。
フランジのボルト穴とベローズの穴ズレはほとんど無く、取り付けは容易に行える。
また、現場での修正や破損時の部分補修も可能である。